リユース企業のイメージキャラクターを紹介する新コーナー。第1回目は中古コピー機と美少女という、斬新な組み合わせのキャラクターを紹介する。
中古コピー機から生まれた妖精であるシャーリー、リコン、コニン、ミノン、カノン、サティの6人のキャラクター。
それぞれのキャラがシャープ、リコー、コニカミノルタ、キヤノンのメーカーを"推し"ている(応援している)設定になっている
コピー機の機能などをマンガやイラストで紹介するキャラクター「コピー機少女 フェアリーC」。OA機器、オフィス什器などの買取・販売をしているエーワン(東京都葛飾区)が今年1月に発表した。
「お客様から『これは大切に使ってきたものに魂が宿る九十九(つくも)神と同じだね』と言われたのですが、まさにその通りで、大切に使ってきた中古コピー機から生まれたという設定にしています」と販促課の田邊秀基課長。
コピー機と美少女という取り合わせが話題になり、同社サイトへの2月のアクセス数は前年比で最大3・5倍で推移している。
メーカー別の複数のキャラクターを設定したのは、好みを分散させるため。それと各社のコピー機に対する知識が社内にあり、より深いコンテンツがつくれると考えたからだ。
デザイン担当は社内の2名の女性デザイナー。偶然にもイラストを描ける人材を採用していたことが、この企画を後押しした。
「キャラクターのコンテンツは継続していくことが大事。その点外注費がかからず制作できるのが良かったです」(田邊課長)。現在、壁紙や4コマなどを毎週必ず更新している。
「美少女キャラが好きな方と、コピー機を購入する決裁権のある方は一致しないかもしれません。今後は美少女サイトと、当社のECサイトをどのように結びつけていくか慎重に考えていきたいと思います」と田邊課長は話している。
410号(2017/02/25発行)17面