コメ兵、「高級品専用」フリマアプリ秋頃リリース

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コメ兵、「高級品専用」フリマアプリ秋頃リリース

2017年03月10日

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鑑定付きで安心・安全

コメ兵(愛知県名古屋市)が、高級品専用のフリマアプリを秋頃にリリースする。売れた商品を同社が一度預かり、不正品が混ざっていないか鑑定する。ブランドバッグや時計、宝飾品を安心して個人間で売買できるようにすると言う。特設サイトが既にオープンしており、メールアドレスを登録しておけばサービス開始を知らせてもらえる。

アプリのローンチに先駆けてに先駆けて告知の特設サイトをオープンアプリのローンチに先駆けてに先駆けて告知の特設サイトをオープン

コメ兵のフリマアプリは通常のフリマアプリのように、固定価格でC2C取引を行うが、商品が売れたら一度コメ兵に商品を送り鑑定を行う。コピー品が混ざっていたら、元の持ち主に返送する。同社が70年で培ったバイヤーの鑑定眼を活かして、安心して高級品を売買できるフリマアプリにする。出品商品をコメ兵が買い取るサービスも行い、売れ残り率も下げる。

価格帯はバッグで10万円以下、時計で20〜30万円、宝飾品で5万円前後を見込んでいる。

「C2Cの取引はニセモノが多いと言われており、市場拡大の障壁になる。中古ブランドのリーディングカンパニーとして、それを解決したいと思っています」(執行役員 IT事業部 藤原義昭部長)。

中古ブランド業界では、フリマアプリの脅威がこのところ強く意識されている。フリマアプリ運営会社が対策を講じているものの、個人間売買ゆえにコピー品の混入が多いためだ。

中古ブランド事業者らは、安価なコピー品との価格競争に陥っている。コメ兵はこの状況を逆手にとり、新サービスに結びつけたと見られる。

先陣を切ったのはコメ兵だが、こうした課題の対抗策として、他にもフリマアプリ事業開始を目論んでいる事業者がいると噂されている。高級品に特化したフリマアプリが、中古事業者発で他にもリリースされるかもしれない。

411号(2017/03/10発行)1面

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