スペースキー、キャンプ場予約サイトがアウトドア品買取り

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スペースキー、キャンプ場予約サイトがアウトドア品買取り

2017年04月17日

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売上高5億円目指す

キャンプ場検索・予約サイト「なっぷ」など運営するスペースキー(東京都渋谷区)が、アウトドアの中古事業に本腰を入れて取り組む。

買取サイトの屋号は「買うトドア」買取サイトの屋号は「買うトドア」

1月末に「買うトドア」の屋号で買取りサイトをオープンし、宅配買い取りでテントやタープを集めている。「予想を越えて商品が集まっている」(石田広樹氏)状態だ。買い取った商品は専門スタッフが撥水や破水、故障、部品欠けなど細かくチェックし、現在はヤフオク!で販売している。来年中に、まずは5億円の売上高を目指す。

「キャンプ人口は810万人と言われていて、キャンプ、登山、釣りなどのアウトドア市場の合計は2000億円の規模がある。今、テクノロジーの進化の揺り戻しでこうした「体験」への需要が高まっているので、今後さらに伸びていくと考えています」(石田氏)

同社の運営するなっぷは、530万人の利用者がおり「キャンプ予約市場の70%のシェアがある」(石田氏)と言う。そこから送客し、買うトドアでの買い取りにつなぐ。テントは新品で3万〜5万円、タープも1万〜2万円と比較的高額のため、コア層の買い換えをサポートし、ライト層に低価格の中古を提供することで市場を盛り上げる。中古はモノと状態によるが、新品の40〜50%で提供する。

「もっと自由なアウトドアをすべての人へ届けたいと思っています」(石田氏)

スペースキー事業推進本部 石田広樹氏スペースキー事業推進本部 石田広樹氏

413号(2017/04/10発行)7面

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