ゲオHD 〝セカスト〟今期40店増へ 前期は中古売上1000億円迫る
2018年05月27日
ゲオHD
〝セカスト〟今期40店増へ 前期は中古売上1000億円迫る
ゲオホールディングス(愛知県名古屋市)は5月14日に開催した2018年3月期決算説明会で、今期は総合リユースや古着店の出店に注力すると発表した。
同社は総合リユース業態「セカンドストリート」を584店展開しており、今期は同業態を40店増やす計画だ。「ゲーム関連中心に新品売上が一巡し、今期は減収を見据える。長期的な成長を目指すべく、リユースへの投資を継続的に行う」(遠藤結蔵社長)。
また同社は今後「セカンドストリートオンライン」「ゲオマート」などウェブサイトの充実や、昨年10月に開始した、リアル店とEコマースをつなげた「取り寄せサービス」も強化していく。「取り寄せサービスを通して利便性を高めていく。取り寄せたモノが販売に至らなかった場合でも、その店舗の在庫としてまた売り出していければ良い。それが可能なのも直営店を拡大している当社の強みでもある」(遠藤社長)。
2018年3月期売上高は約2992億円と過去最高。「ゲーム機器関連を中心に新品・中古品の売上が寄与した」(遠藤社長)と話す。中古売上高はメディア系リユースが約543億円。衣料・服飾雑貨等のリユース系リユースが約450億円。合計で1000億円に迫る勢いだった。
▲遠藤結蔵社長
第440号(2018/05/25発行)4面