インバウンドプロモーションオペレータ ファストファッションの出張買取9月開始
2018年10月15日
ファストファッションの出張買取
9月開始 ネパールへ輸出
システム開発事業を展開するインバウンドプロモーションオペレータ(東京都新宿区)は9月、東京23区内でファストファッションの出張買取に乗り出した。1着50円から最大500円で買い取り、衣服はネパールへ輸出する。
現地の実業家から、質の良い日本のアパレルを安く扱いたいという話があり、今回の取り組みを開始した。後発開発途上国の同国では、一般に流通する衣服の品質が優れない一方で、「正規店のないユニクロ製品などが、正規の価格の3~5倍の金額で販売されている」と佐藤買取担当者は話す。中古品を安く提供し、ブルーオーシャンを開拓したい考えだ。
将来的には40フィートコンテナでの輸出を目指すが、そこに至るまでに様々な課題もある。「コンテナ輸送だとインドのコルカタまでは可能ですが、そこから先の陸路は大手の運送業者が通らず、料金が跳ね上がります」(同氏)。10月には30キロの物量で初回の輸出を実施し、徐々に検証を進めていく。
第449号(2018/010/10発行)5面