環境省、｢中古市場1.1兆円｣

購入経路の47％がネットオークション
消費者調査から算出

環境省が平成27年の国内リユース市場規模の推計を1兆1000億円と発表した。インターネットの消費者アンケートをベースに算出したもので、自動車やバイク、骨董品、及びオフィス家具など事業者が購入する中古品は含まれない。新古品や未使用品は含む。

平成24年度に同様の手法で推計した市場規模と比較すると5.5%(652億円)減少しているように見えるが、調査を行う｢リユース促進事業研究会｣によると｢その他｣の品目による影響が大きく、これを除けば3.0% (448億円)の増加になると見解を示している。研究会の座長は、｢日本の名目ＧＤＰが伸びていない中、伸びていると評価できるのでは｣と話した。

390号（2016/4/25発行）2面