2021年も残すところ3ヵ月余りとなりました。今回はあらためて、今年に入ってからの古物市場界隈の動きをざっと振り返ってみたいと思います。
昨年は新型コロナの影響から、ネットオークションの台頭や、手競りから入札方式への転換など、非対面取引を主とした転換が進みました。場所の用意や人繰りの負担が大きいとされる手競りに比べて、ネットオクや入札方式は比較的参入ハードルが低いことから、新興市場の参加も活発になりました。
大手FCのオク参入、ブランドは高騰
今年に入ってからもその流れは変わっていませんが、最近は大手リサイクルショップが古物市場を立ち上げる動きが見られます。ネットオクや入札方式を主とし、大規模FCならではの在庫力を活かして、自社荷(自社の商品)を数多く自社の市場に出品することが主流になってきました。
第520号(2021/9/25発行)21面