タウ、事故車は廃車よりも売却する時代
2017年06月27日
市場シェア50%目指す
事故車専門に買取販売するタウ(埼玉県さいたま市)が、個人向けの事故車売却シミュレーターを6月12日リリースした。
事故車の簡易査定を3ステップで完了できる
同社は保険会社やディーラーなどから事故車を買取り、年間約5万台ほど、国内及びパキスタンやロシアなど世界116ヵ国に販売している。
今回リリースの事故車売却シミュレーターは、同社HPから車種や損傷段階を選択するなど3ステップで、売却価格の目安を算出できる。
このサービスで、個人からの買取比率を上げることが狙いだ。
「当社買取は保険会社などの法人が過半数です。しかし法人買取りだと全損車が、買取の8割近くを占める。かすり傷など分損車も増やしていくには、個人への訴求が不可欠です」(宮本明岳代表)
これまで事故車は、修理か廃車という選択肢が大半だったが、「買取という新たな選択肢も増やし、新しい車を買う頭金にしていただける」(宮本代表)
タウ推計によると、事故車市場は1000億円。同社は売上 で20%のシェアを持つと言う。これを5年後には50%まで引き上げる計画だ。
タウ 宮本明岳代表
418号(2017/06/25発行)2面