スーパー源氏、ネットで古書、立ち読み
2017年11月24日
「紙の本をめくるように」
古書店300店が登録する古書ポータルサイト「スーパー源氏」を運営する紫式部(東京都文京区)が、オンラインで古書の中身を〝立ち読み〟できる機能を11月中にリリースする予定だ。同コーナーを「読めるジャン」の名称で展開し、スーパー源氏参加店の古書が立ち読み可能になる。
「読めるジャン」を使えば、紙の本をめくるようにデジタル化した古書を読める
タブレット端末等で、デジタル化された古書のページをめくりながら10ページ程度読める。実物画像を使い、デジタルでありながらも紙の質感を表現した。年内には古書1000タイトルを立ち読みできるようにし、ゆくゆくは20万〜30万タイトルを目指すと言う。
同サービスを開発したのは、「古書のアナログ感と古書店を訪れるワクワク感を表現する」(河野真社長)ためだ。同社は既に、古書店の棚画像を見ながら買い物できる機能「棚見れるジャン!」も展開。12月にはこれと「読めるジャン」との連動も行う予定だ。本棚から本を取り、立ち読みするまでの流れをオンラインで行えるようにする。
「ネット上で古書店を訪れているかのような体験ができると思います」(河野社長)
スーパー源氏のトップページ。最近リニューアルも行った
427号(2017/11/10発行)20面