人が集まるところには必ず理由がある。どんな工夫を凝らしているのか。今回は総合リユースの2店をレポートする。
店内の数ヵ所に注意書き
ショッピングモール内に立地する店舗。約15坪の売り場にブランド品が多数並ぶ
創業35年で、横浜・桜木町のショッピングモール「ぴおシティ」の3階に立地するくすくす(神奈川県横浜市)は、「良い物を安く。親しみやすい店づくり」をモットーに、リユース品の委託販売をしている。
大切にしているのはお客への声がけ。「値段に関してなど、お客様からの相談は応じます。迷ったら買うのをやめてくださいとも言います」(宮田昌彦代表)。
トラブルが起きないように店先のショーケース・店内の什器・レジカウンター等、数ヵ所に渡って返品不可の注意書きを貼っている。「クレームはほとんどないですが、あるとすれば半年に1回あるかないか。質が良い物だけ扱っていますので」(宮田代表)。
同店の売り場は約15坪。シャネルやエルメス、フェラガモ等のブランド衣類・装飾品、マイセンやバカラ等のブランド食器といった一流ブランド品や、その他に茶道具、宝飾品等を扱っている。
委託の顧客名簿には4000人が載っており、全国から委託依頼がある。大手デパートで売っている値段の10分の1程で高級品を提供することで、お客に喜んでもらえる値段設定ができていると自負する。
ショーケースに返品不可の注意書きを貼っている
430号(2017/12/25発行)21面