マスト、商品取説に繋がるQRコード付
2018年11月12日
リユース店にポップ支援
商品取説に繋がるQRコード付
ベビーカー等の中古ベビー用品のネット販売を手掛けるマスト(埼玉県越谷市)が、仕入先のリユース店のベビー用品売場の改善に力を入れている。QRコードからウェブ上の取扱説明書に辿り着している。既存仕入れ先との関係強化や新規開拓に繋げる。
QRコードをスマホで読み込むと、まずはマストが制作したウェブサイトに進む。そこからメーカーや商品モ デルを選択すると、ベビーカーやチャイルドシートの各メーカーが提供する、取扱説明書のウェブページに移る。現在10社以上の取説ページと連動。リユース店が個人からベビー品を買い取った際に起こりがちなのが、取説や付属品が存在しないケース。
その状態で店頭販売をしても、安さを押すだけでは即売に至らない場合がある。そこで、お客がスマホをかざしQRコードを読み取れるポップを商品の側に設置することを発案。商品の使い方や付属品有無をお客に自ら確認させることで、「商品を知って使用することを想像し、商品を好きになる。その動線が即決購入を誘発できる」と上楽宗之社長は考える。
▲上楽宗之社長
既に導入している大手総合リユース系のFC店では、売上改善を実現し効果が出ているという。マストは今後、仕入れ先として提携済みの20店の総合リユース系チェーンへ、無償でポップ支援する ことを提案していく考え。関係を強化しつつ月間の仕入れ量で100点増を目指す。また他店の開拓も図る。マストはマミーズキッズの屋号で楽天等にいる。中心単価1万円前後のベビー用品を月に200点程度販売している。
第451号(2018/11/10発行)3面