にじや質店(運営:クリエイティブファクトリー、東京都青梅市)は昨年、店舗を移転オープンした。50坪の土地に1.5億円を投じ、質店を新築した。感染対策が随所に施された店内では、電子顕微鏡などのデジタル機器が並ぶ。ウィズコロナを見据えた感染対策とデジタル実装が先進的だ。
1.5億円かけ店舗新築
感染防止のため
ドアは中からのみ開く
店舗の特徴は2つある。1つはウィズコロナ対応を継続する前提の店作りだ。例えば、密を避けるためドアは内側からのみ開く。来店客は入り口のインターホンを押し、店頭スタッフがドアを操作する。
(左)仕切りは特注品。強化ガラスで感染対策・防犯はバッチリ(右)ガラスを閉めている間はマイク越しに会話する
接客カウンターは2席用意。仕切りは強化ガラスで完全に仕切っており、商品の受け渡し時に開閉する以外は、近くに置かれたマイク越しに話す。店内は三菱電機「ロスナイ」で、店内温度を保ちながら強力に換気する。
総額およそ1.5億円の様々な密を避ける工夫により、安心して来店できる環境を整えている。
第552号(2023/01/25発行)17面