日本アシスト、スーツケースレンタル月800件
2018年01月29日
清潔管理と安心保障付き
ネットで高級スーツケースのレンタルサービス「アイエルレンタル」を展開する日本アシスト(神奈川県藤沢市)は、清潔な商品管理と安心保障制度などのサービス内容を強みに、月間500〜800件のレンタル実績を上げている。
内装を外して洗える「ヒロイック シエスタ」
同社ではスーツケースが返却されると商品をまるごとオゾン除菌し臭いを取る。ケース内部のナイロン素材が取り外し可能な商品は取り外し、水洗いをして染みを落とす。「レンタル品には清潔さが最も大切。病院やホテルで使われているオゾン除菌に着目し、当社も導入しました。また一部のスーツケースメーカーにはオーダーメイドで、内装が取り外せるタイプの商品を供給してもらっています。常時在庫は2000台ありますが、約4割がそのタイプです」(野村雅隆代表)。
また同社では、同一のスーツケースがレンタルできる回数を10回までと規定。その理由を「空港や航空会社はスーツケースを手荒く扱うことが多い。当社に返却された商品の10〜15台に1台は、スーツケースとして使えない状態で戻ってきます」(野村代表)と話す。借り手の多くは、新品購入で2万〜5万円クラスの、5泊6日や6泊7日用サイズの高級スーツケースを5000〜6000円程でレンタルすることが多い。借り手の多くは別途数百円の保障費用を払い、破損が起きても修理費を負わない契約を結んでいる。
同サービスはネットで申込後、旅行出発日の3日前にスーツケースが自宅に届き、旅行最終日の翌日に集荷で返却する仕組みだ。
首都圏中心に会員6万人
中古販売は月20台
同サービスの会員数は6万人以上。首都圏ではスーツケースの配送料は無料だが、サービスは離島などを除き全国的に対応している。尚、同社では10回使用したスーツケースの大半は処分しているが、極一部はネットオークションで中古販売し1台3000円程で月20台程が売れている。
432号(2018/01/25発行)3面