人が集まるところには必ず理由がある。どんな工夫を凝らしているのか。今回は総合リユースの2店をレポートする。
店員もお客も一目で情報が読み取れる工夫をしている
総合リユース店のレトリーバー合羽橋店(東京都台東区)では、ギフト用等に百貨店が使用している透明なOPPロールに小型家電を包み販売している。
ある時、置時計が段ボール1箱溢れる程あり、全く売れずに困った事があった。その際に透明の包装紙に包んだ所、完売したという。「綺麗に見える事でお客さんの購買意欲が増した事を、肌で感じた」と杉本裕樹店長は語る。それからこの取り組みをはじめた。
包装する小型家電は主に置時計、ポータブルプレーヤー、ヘアアイロンなど。
全て包むのではなく、動きが鈍い商品を包装する。
使用しているOPPロール。大きさにより切り分けている
また、ポータブルプレーヤーを販売する際には、誰でも一目で商品状態がわかる様にしている。空き箱、取扱説明書、本体を別々に保存せず、まとめて包んでいる(写真参照)。OPPロールは、杉本裕樹店長が入社した3年前より前からあるという。
レトリーバー合羽橋店 杉本裕樹店長
433号(2018/02/10発行)12面