きもの右左(uza)(埼玉県川越市)は「大人女性の知的おしゃれきもの」をコンセプトに、現代空間にマッチした着物を取り揃え、コーディネートの提案に力を入れている。
大きなサイズと上質さで差別化
現代にマッチしたおしゃれ提案
略歴
7年間アメリカ留学し、カメラマンを経て父が店主だった神奈川県の骨董と着物の店の運営に参画。2007年、川越に移転し、「きもの右左(uza)」を立ち上げた後はSNSを活用し、着物好きの大人の女性たち向けにコーディネート例を発信している。
蔵造りの町並みが続く「小江戸川越一番街」に店を構えるきもの右左(uza)(埼玉県川越市)は、これまでの概念を覆すリユース&アウトレット店だ。身長160センチ以上の女性向けにLサイズ以上の着物を豊富に取り揃え、綺麗で上質な仕立て上がりの着物や帯を都心よりリーズナブルな価格で販売することで他店との差別化を図っている。
「着物にも流行があります。例えば、羽織の丈は時代によって変遷しており、今は膝まである長いものが主流です。当店では現代にマッチしたおしゃれを提案しているので、丈が短いものは千円で販売しています。それを外国人観光客の方がお土産にと買っていかれます」と語るのは木下鉄平氏。店舗での販売のほか、ブログやSNSでの情報発信を担当している。
第603号(2025/03/10発行)27面