チケット売買講座(8) 株主優待券(ANA・JAL)
今回は運用を少し工夫するだけでローリスクハイリターンの商材になる航空株主優待券(以下:株優)についてお話しさせて頂きます。株優には種類がいろいろありますが、金券&リサイクル業界ではANA(全日空)とJAL(日本航空)の株優がほとんどの取扱いを占めています。また、ちょうど次月の11月中旬にはこの2社の新規株主優待券が発行されます。株優は年に2回発行され、特に発行された直後は価格帯も低目な傾向があり、枚数も多く買取るチャンスがあります。
まずそもそも株優とは何か?から説明しますと、簡単に言えば航空券の支払いに使用できる割引券です。2社共通して簡単に下記の通りの使用方法となります。
価格変動が激しい航空株優
■使用できる路線 国内便のみ片道1区間1名の正規運賃に対して1枚使用可能
■割引率 1枚で正規運賃から5割引き
■使用制限など 誰でも使用できるが、便ごとに株優用の座席数が決まっている場合がある
■使用可能な場所 各社カウンター、旅行社、WEBサイト
■現在発行されているものの有効期限(年2回発行で毎年5月と11月の中旬頃発行される)
・H27年12月1日~H28年11月30日まで
・H28年6月1日~H29年5月31日まで
マルトクチケット
芳村隆夫 事業部長
<プロフィール>
富岡開発㈱が運営する金券ショップ。6年前に㈱甲南チケットから東京4店舗を事業譲渡後、2015年3月に屋号変更を行う。現在FC含め9店舗(東京・静岡)。
402号(2016/10/25発行)3面