地元のリユースショップをいくつか巡りましたが、なかには各国の駐在員が引っ越した後の物を引き取り並べただけのショップや、露骨に手を加えたことが分かるリペアブランド品を置くラグジュアリーショップも見受けられました。一方で、専門商材に特化したショップもありました。
「専門商材」と「仕組み化」で発展
マレーシアの現地マーケット
商品の質は
ピンからキリまで
倉庫の天井に届かんばかりに積まれた衣類のベール
ヴィンテージ腕時計を販売していたのは「9th watch PLT」。2000万円以上する高級ブランド品も販売しています。ただ、本来の富裕層は、こうした商品を購入しても安全な場所へ保管しておくだけで、身に着けて外出したりはしないそうです。それは札束が歩いているようなもので、治安的にかなり危険だとか。
「Bundle Preloved」はなかなか尖ったお店で、なんとリユース防寒着の専門店。1年を通して滅多に気温が20度を下回らないマレーシアで、果たして防寒着を売ってビジネスになるのかと疑問に思いますが、どうやらスイスや冬の日本でスキーがしたい海外旅行者向けに販売しているようで、なかなか繁盛していました。店内で旅行会社の方が思いっきり営業していたのは面白かったですね。
第596号(2024/11/25発行)21面