マガシークが古着で年間20億円目指す
2017年06月13日
ベクトルと提携
ファッションECのマガシーク(東京都千代田区)が古着事業に乗り出した。古着と総合リユースを手掛けるベクトルと提携して実施する。6月7日にマガシーク会員向けに買取りサイトをオープンし、7月以降は古着の販売も始める。同社の柱の事業とする方針で、2〜3年以内に売上高20億円を目指す。
「柱の事業に育てる」
▲マガシークのサイト上で買取りを告知
「服が売れにくくなる中で、シェアやリユースが注目されてきていることもあり、古着事業に着手した。同業を見ても、ゾゾユーズドの伸びには目を見張るものがある。」(炭竃茂徳氏)
マガシークは、250万人の会員を中心に買取りを告知する。買取額は現金かポイントで還元する。ポイントを選択すれば、ユーザーは査定額の120%を受け取ることができる。査定や買取りはベクトルが手掛ける。
買い取った在庫は、7月からマガシークが運営するEC「アウトレットピーク」や、ベクトルが運営する「ベクトルパーク」などを通して販売する。
マガシークが会員数百名から回答を得たアンケートの結果によると、古着を購入したことのあるユーザーが50%、購入意向のあるユーザーは50%、古着を売りたいユーザーは70%(数字はおおよそ)にのぼった。需要のある中古サービスを提供することで、既存客との関係性を深める。
マガシークの他サービスも含む売上高は年間約200億円。30代〜40代女性が利用者の中心となっている。
マガシーク 社長室 炭竃茂徳氏
417号(2017/06/10発行)2面