ゲオ、今期EC強化で3月までに35万点掲載
2017年06月13日
今秋「お取り寄せサービス」開始予定
ゲオホールディングス(愛知県名古屋市)が5月15日に行った2017年3月期決算発表会で、今期はEC化の強化に注力すると明かした。
セカストのECページ。3月までに35万点の掲載を計画する
同社はセカンドストリート全店で、実店舗の商品をECサイトで併売する仕組みをとる。今年3月時点で26 万点掲載8・5%のEC化率を、来年3月までに35万点、9%まで引き上げる計画だ。
「単価の高いものを中心に併売を強化したい」(遠藤結蔵社長)
これに伴い今秋からは、「お取り寄せサービス」を開始予定。ECサイトに掲載する他店舗の商品を、最寄りの店舗に取り寄せ「お客様に中古特有の色や状態などを確認して頂き、安心して購入できるようにします」(遠藤社長)
加えて、前期から取り組む商品調達の強化も引き続き行う。
現在戸越銀座などで3店舗運営する買取り専門店を「店舗数を今期2ケタ達成できるように拡大していきたい」(遠藤社長)と言う。
また出張買取の買取チーム増強やエリア拡大、宅配買取の拠点を3拠点体制に増設するなど、買取客の多様なニーズに応えられる体制を構築していく。
同社の2017年3月期の売上高は約2680億円。うち約33%をリユースが占める。
ゲオホールディングス 遠藤結蔵社長
417号(2017/06/10発行)2面