豊田通商、建機特化型シェアサービス
2017年09月26日
ショベルカーもスマホで
トヨタグループの豊田通商(愛知県名古屋市)が建設機械に特化したシェアリングサービス「Jukies(ジューキーズ)」を7月から開始した。
Jukiesは、法人・個人対象でショベルカーやフォークリフトなど商材も幅広い
Jukiesは法人・個人問わず利用できる。商材は建設現場で使う物全般で、ショベルカーやフォークリフト、農機、建設現場で使うクーラーなど多岐に渡る。
出品は同社が面談し、安全性などの審査を通過したユーザーのみ可能。加えてレンタル中の補償も手厚く、故障や事故時は『動産賠償補償』、『施設所有(管理)者賠償責任補償』でカバーする。
レンタル会社と比べて、安く利用できる場合もあると言う。
「レンタル会社よりも安く価格設定しているオーナーさんも多いです。またレンタル会社から借りる場合では、個別に保険加入が必要なケースもあり、審査期間や保険料が別途かかることがありました。一方Jukiesは思い立ったら、スマホから手軽に借りることができます」(中島領介主任)
狙いは、建設会社や個人所有の遊休資産の活用だ。「日本の建機は1年で1〜2ヵ月しか動いていないとも言われるほど、稼働率が低い。法人だけでなく個人も巻き込み、遊休資産を活用する『シェア』という新たな使い方を浸透させたい」
豊田通商建機第一グループ 中島領介主任
424号(2017/09/25発行)2面