メルカリ、法人出品も一部可能に
2017年12月13日
ライブ動画配信コマースで
フリマアプリのメルカリ(東京都港区)が、法人向けに一部機能を解放した。メルカリは規約で法人の出品を規制してきたが、ライブ配信で商品販売ができる「メルカリチャンネル」上で、12月1日から法人が出品できるようにした。中古携帯を扱う「携帯市場」を含む11社がスタート時に参画する。
法人出品を規制していたメルカリが、法人の参画企業を募集している
メルカリチャンネルは7月6日にリリースした機能。視聴者と販売者がコメントやリアクションを通じて相互にコミュニケーションがとれる。写真や文章だけでは伝わらない商品の詳細ライブ動画で伝えることができる。
メルカリは、ものづくりの過程など法人ならではのコンテンツ拡充を目指して、法人が利用できる「特区」をつくった。メルカリは全国で6000万ダウンロードされており、参加する法人はこのユーザーに訴求することができるようになる。ただし、通常のメルカリ内には表示されない。初期費用と月額利用料は無料で、販売手数料が10%発生する。
中古業界でいち早く参画する携帯市場は、中古携帯のライブコマースを行う。12月5日12時から毎日3時間配信する予定。中古携帯のデータ消去やクリーニングの実演、その他「公開生査定」なども実施する。
429号(2017/12/10発行)3面