vol.2 スクープ画の買取り

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「リユース探偵」

vol.2 スクープ画の買取り

2016年06月30日

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ワイドショーや報道番組で流れる動画や写真。自然災害や事故など思わぬ一瞬を切り取ったそれらスクープ画を専門に買い取っている企業があるらしい。その狙いや、ニーズを調査した。

スペクティーの会員ページ。火事や地震の映像がならぶ
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スマホ動画がワイドショーで!?

買取りサービスを行っているのは、スペクティー(東京都新宿区)。報道機関向けに、動画・写真を販売するプラットフォームを運営している。個人がスマホで撮影した事件や事故、自然災害などニュースバリューのある映像が数億点掲載されている。

映像の調達チャネルは2つ。まず個人から買取依頼のあったもの。査定額は動画で一律1000円、画像は200円だ。あまりにも古い物や、事実と反するものなど禁止事項に触れるもの以外は買い取る。

もうひとつが、TwitterやインスタグラムなどSNS経由で集めたものだ。同社独自の画像認識機能で個人がSNSにアップした、事故や事件などの映像をスペクティーのプラットホーム上に抽出。特にニュースバリューが高いものは、個別にアプローチし提ていく。

村上建治郎村上建治郎

「SNSにあげているものの場合は、個人から無償で使用許可をいただける場合が多い。例えば火事の現場の写真をアップしている人に、動画を撮ることは可能か?など交渉し、買取をさせていただくこともあります」(村上社長)。

買取り時気を付けているのが、映像の正確性。「熊本震災の時はSNS上にデマ情報も入り乱れ、混乱した。当社は、誰がいつどこで撮影したかを念密に調査します」(同氏)。

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394号(2016/06/25発行)14面

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