大塚家具、中古家具販売を拡大
2016年06月10日
小型店除く全店で
大塚家具(東京都江東区)が、リユース家具の販売を拡大する。現在は3店舗のみで販売しているが、2017年末までには小型店を除く全店に売り場を設けると言う。リユース強化を急速に進めているようだ。
大塚家具が中古に本腰。写真は有明ショールーム
大塚家具は、横浜アウトレット、有明、新宿の3店舗で現在リユース家具を販売している。5月下旬ごろに、関西の拠点の大阪南港や郊外型の春日部でも取扱いをはじめ、2017年末には小型店を除く14店で販売するつもりだと言う。
同社は昨年10月に、リユースに本腰を入れるべく子会社リンテリアを立ち上げた。1月〜4月までの中古家具の受注は2000万円弱で、売り場に出せば即売れるという状態だ。
「反応は想定以上。ここまでリユース品が売れるとは思っていなかった」と、リンテリアの安部取締役は声を弾ませる。大塚家具はリユースを成長領域と捉えており、中古家具の売上げでまずは年商2億円を目指す考えだ。
リンテリア 取締役事業部長 安部健一氏
393号(2016/06/10発行) 1面