浜屋、基盤売上9億円弱に
2016年11月28日
家電輸出減を補う
中古家電輸出大手の浜屋(埼玉県東松山市)が、電子基盤の売却事業に本腰を入れている。
使用済みPC・携帯等から出る電子基盤を集め、金などのレアメタル取出用として精錬メーカーに売却する。更に2年前には本社に分析センターを設置。値付けが難しい基盤を国内外の拠点から送ってもらい、ここで金の含有量などを測定し、適正な買取価格を各拠点に提示している。
同社が基盤買取りに注力するのは、廉価な中国製品の普及等により、本業の中古家電輸出の市場環境が厳しくなっているためだ。次の柱として廃家電等からのマテリアルリサイクルを約10年間行ってきたが、今後は特に都市鉱山として注目が高まる基盤を強化する方針だ。
404号(2016/11/28発行)2面