キタムラHD、買取店FC「こやし屋」に加盟

キタムラ・ホールディングス（東京都新宿区）の子会社カメラのキタムラは2月25日、トリアイナ（東京都江東区）が運営する買取専門店「こやし屋」と加盟契約を締結した。キタムラの既存店内に買取店を設け、取扱商材の幅を広げる。少子高齢化などを背景にカメラや写真市場の縮小が見込まれるなか、リユース事業を成長戦略の柱に据える。

リユース事業を成長戦略の柱に

「こやし屋」の店はカメラのキタムラの店内に設ける

キタムラHDは、カメラ販売などを行う「カメラのキタムラ」を全国に約600店を展開する。カメラの買取りは全店で行っており、2022年3月から時計やスマホなどの買取りを一部の店舗で行っている。少子高齢化や人口減少の影響により、将来的にカメラや写真市場縮小が見込まれる中、FC加盟によりリユース事業を成長戦略の柱に据える。

カメラのキタムラ山﨑智彦社長は加盟の背景について、「当社はこれまでお客様の思い出を残すお手伝いを地域密着で展開してきた。想いが込められた品はカメラや写真以外にさまざまあるなかで、お客様のニーズに十分に応えられていなかった。これに対しスピード感を持って応えるにはFC加盟が最適と判断した」と語る。

第604号(2025/03/25発行)1面