ゴルフ・ドゥ、ECリニューアル、店舗改革の2本柱を推進
2025年03月04日
北海道から九州・沖縄まで全国で直営・FC計69店舗(2025年1月末時点)のゴルフ専門店を展開するゴルフ・ドゥ(埼玉県さいたま市)が変革に乗り出している。自社ECサイトのリニューアルによってEC売上の大幅アップを狙うとともに、リアル店舗でも新業態ショップの展開やサブスクメニューの販売などを本格化している。設立25年目、株式上場して19年目を迎え、今を「第二創業期」と捉え再成長を図る。
「第二創業期」の今期は売上高65億円
サイト上に中古クラブ
13万点「買替え割」で下取り促進
ゴルフドゥ!オンラインショップのトップページ
同社の自社ECサイト「ゴルフドゥ!オンラインショップ」は、中古クラブを中心に約13万点の在庫を誇り、バッグやボール、シューズなどのゴルフ用品も揃う。会員数は44.9万人に上る。
自社ECサイトは2006年から運営しており歴史は長いが、同社では19年ごろから社内にプロジェクトチームを立ち上げ、抜本的なリニューアルに着手した。21年に1度目のリニューアル、23年7月に、同サイトのデザインなどを全面的に一新するとともに、検索スピードの改良なども実施。そして24年9月にはネット上で購入時に手持ちのクラブを下取りに出すと、売買差額で買い物ができる「買替え割」をスタートした。
「今までECサイトは販売、買取それぞれが一方通行でしたが、『買替え割』はそれを同時にできる下取りを伴った買い替えの仕組みです。これはお客様には大変喜ばれるサービスですし、同時に私たちはリユース業なので買取りが肝。下取り(買取り)が増えれば、EC取扱量が増えても在庫が豊富にあれば対応できますし、EC販売にも弾みがつくのは間違いないのではと、非常に期待しています」(佐久間功社長)
第602号(2025/02/25発行)13面