越境ECのリーボンズ、アジア太平洋地域に手間なく
2017年01月30日
日本の出店増目指す
東南アジアや太平洋地域向けにブランドバッグやジュエリー、腕時計等扱うECを展開するリーボンズ(本社シンガポール)が、越境ECを行いたい日本企業の誘致を強化する。出品作業・カスタマーへのサポート等は、リーボンズ・ジャパン(福岡県福岡市)が担当。
リーボンズに出店する店舗検索ページの様子
リーボンズは香港・台湾・シンガポール・マレーシア・オーストラリア等へのネット販売に強く、世界29ヵ国450万人の会員を持つECサイト。年間流通額は約200億円にのぼる。日本からの出店業者数は、中古ブランド店を中心に40社弱(1月時点)。徐々に店舗数を増やし、年内には他国も含め合計200社の出店を目指すと言う。
国内事業者の出店増を図りたいのは、日本企業への信頼性が高いためだ。「高級志向をもつ中間層・上流階級が、日本で使われた良質な中古品に注目している」(本シニアコンサルタント)と話す。カテゴリ別ではバッグ、ジュエリーが流通額上位2位を占める。例えばバッグではシャネル、ルイ・ヴィトン、エルメスの順で人気があり、平均単価10万〜12万円で売れている。
408号(2017/01/25発行)4面