オリエンタルグループ、ブランド・骨董など強化
2017年08月17日
商材幅拡大で年商20億円へ
金プラチナ・貴金属買取専門店「オリエンタルゴールド」など9店を展開するオリエンタルグループ(東京都港区)が、商材幅を拡大して業績拡大を図る。2017年2月期のグループ年商は約16億円。今期は20億円を計画している。
金プラ・貴金属に加え、今年からブランド品・宝石・時計・骨董・着物など高単価品の「総合リユースに転換する」(前川和満社長)と言う。貴金属買取の市場は参入業者が多く、買取価格競争も激しいためだ。
同社は9店全体で、日に約100件の出張・店頭買取をこなす。既にリピーターも多いが、買い取れる商材を増やして更にリピート利用に繋げる狙いもある。同社はスタッフのコミュニケーション力・傾聴力が強み。買取価格やキャンペーン合戦等では勝負せず、査定員の人間力で差別化する方針だ。「またあの査定員に会いたいと思ってもらえる接客」(前川社長)で顧客を作っている。
「これが奏功し、金プラ中心でも前期売上高は昨対数%増で推移しました。今期は商材幅を広げ売上増を目指します」(前川社長)
オリエンタルグループ 前川和満社長
421号(2017/08/10発行)6面