日本宝石科学研究所、早い安い幅広いで人気の宝石鑑別機関
2024年11月11日
宝石鑑別機関の日本宝石科学研究所(JSL・東京都台東区)の宝別鑑定サービスの利用がリユース企業の間で増えている。今年5月に発足してから、4カ月で鑑別書の累計発行が1万枚を超えた。宝石商やオークション会社、リユース企業や個人などから依頼があるという。
ソーティング550円で即日対応も
QRコードを読み取ると日・英・中の3言語に変換して表示することができる
人気の理由は3つある。1つ目は鑑別対象品の幅広さだ。ダイヤの4Cや色石に対応。他では鑑別不可となるケースもあるパール(真珠)やトルコ石、アメシスト、琥珀、水晶等の半貴石にも対応する。2つ目は鑑別の早さだ。1~2週間かかることも多いなか、同機関では急ぎの場合、追加料金なしで即日行うことができる(数量による)。同機関ではドイツ製の最新機械を導入しており、破損や時間のロスを抑えることで実現したという。そして3つ目は価格の安さだ。ダイヤや色石のソーティングは1点550円(税込)、ダイヤの鑑別書は1点1650円、色石の場合は1点2200円(非加熱、産地特定等はオプション)で行う。
第595号(2024/11/10発行)3面