時計もドレスも借りる時代。月額制とC2Cがトレンド
シェアリングの新サービスが次々と誕生している。商材やサービスモデルも多種多様。最近始動し始めた3社のサービスのニーズや特徴、ビジネスモデルをまとめた。
時計オーナーと利用者繋ぐ
買取オファー機能構築中
ネクストレージ(東京都渋谷区)が7月18日、高級時計のC2Cレンタルサービス「saij(サイジ)」をオープンした。
saij(サイジ)のホームページ
高級時計を持っているユーザーが貸出商品として時計を登録し、使いたいユーザーが月額制又は都度払いでレンタルする。1年後までに会員3000人、登録時計本数2000本弱、月商4000万円を目指す。
時計を貸し出す側にとっては、遊休時計をつかって利益還元を受けることができる。
「遊休時計を市場に引っ張り出したいと思っています。借り手側にはいいものを使う体験を提供したい」(秋庭CEO)
同社は「日本人男性の紳士化」を掲げており、時計を身につけて行けるユーザー交流会やパーティーの開催も行う方針だ。
また、レンタル出品中の商品に対して、リユース企業が買取りオファーを出せる仕組みも構築中だ。
注 目
アメリカでは時計のレンタルサービスとして「Eleven James」が有名。サブスクリプションといって使用権を購入する使い方をしている。ネクストレージは、米は社交界が活発なためこうしたサービスの需要が高いと見て、日本でも交流会などを計画している。
423号(2017/09/10発行)14面