第62回 交友録
渡邉真弓氏の交友録
丸長質舗 |
和田質店 PAWN'S GARAGE |
難病も笑い飛ばすパワフルな人
和田質店の和田優子さんとは数年前にATF(全国質屋ブランド品協会)の新年会で出会いました。和田質店は明治45年創業の老舗ですが、優子さんは30代半ばでお父さんから社長の座を譲られたので、会ったときは既に4代目社長でした。二人とも犬好きという共通点があり、普段は主にSNSで連絡をとりあっています。
犬と言えば、ある時、優子さんがキャスター付きの椅子に座っていたら、飼い犬が飛びついてきて、窓ガラスに突っ込んで血まみれになったことがあるんですよ。そんなエピソードも笑い話にしてしまえる人です。学生時代はバックパッカーで世界を旅していたり、知り合ってからもモンゴルに行ったりと、本当にパワフルな人です。
そんな優子さんですが、実は全身性エリテマトーデスという難病を抱えています。首を切られたとブログにアップされているのでビックリしたら、手術をしていたこともありました。というが、その病気ですらユーモラスに笑い飛ばしてしまうのです。
経営者としては、米国宝石学会宝石鑑定士の資格をもつ宝石のスペシャリスト。オークションや真贋勉強会・法律勉強会などに参加して、知識を深め、人脈も広げています。
社長を退いたお父さんも業界では有名人で、4年前の優子さんの誕生日に水戸支店をプレゼントしたそうです。親子ともにすごい人たちで、人としても経営者としても尊敬できる友人です。
433号(2018/02/10発行)17面