ロコンド、タグ付直しブランド衣類再販

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ロコンド、タグ付直しブランド衣類再販

2018年03月01日

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イメージ守り70%オフで販売

衣料品のECモール事業等を行うロコンド(東京都渋谷区)は、ブランド衣類のデッドストックのタグを付け替えて再販する「ロコンドリネーム」を昨年12月より展開している。ブランド名を「Rename(名前を変更)」することでブランドイメージに配慮する必要がなくなる。結果、平均70%オフの大幅なディスカウントで販売することが可能になる。

LOCONDO RenameのページLOCONDO Renameのページ

ブランド衣類はシーズン毎に一新されるため、売れ残りが一定数発生する。過剰在庫を吐き出す手段としてアウトレットでの販売があるが、ブランド価値を守るため一定以上の割引は避けられてきた。「日本ではブランドの新品含め、年間100万tの衣類が捨てられている。リネームによる再販で、廃棄量の削減にもつながるのでは」(藤樹賢司取締役)。

同社は靴や衣類等を扱うECサイト「LOCONDO.jp」を運営。約200社との取引がある。このパイプを利用してブランドの過剰在庫を優先的に仕入れることが可能となっている。

2000ブランドの取扱いがある中、日毎の売上ランキングでリネームがベスト10に入ることもあると言う。需要が見込めることから、より一層知名度を上げていく方針だ。

同社の事業全体で、今期売上高の見込みは約38億円。取扱高の見込みは100億円となっている。

ロコンド 藤樹賢司取締役ロコンド 藤樹賢司取締役

434号(2018/02/25発行)4面

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