《全国ダーツの旅☆大阪府》ナナフク 依頼した帯職人の笑顔

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《全国ダーツの旅☆大阪府》ナナフク 依頼した帯職人の笑顔

2018年08月09日

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リサイクル通信 全国ダーツの旅
~大阪府 編~

ダーツの矢がささったエリアのリサイクルショップに取材するコーナー

19-p4.jpeg▲ナナフクの遺品整理のホームページ。「お客様の声」が写真入りで掲載されている

手付かずの妻の遺品と
工房整理依頼した帯職人

出張買取や遺品整理などを手がけるナナフク (大阪市住吉区)には、遺品整理士資格を持つスタッフが多数在籍している。リーダーの久保祐也氏もその一人だ。

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▲久保祐也 氏


2年ほど前、京都にある築60年の家を取り壊すので、室内の物を片付けて欲しいと依頼があった。
依頼主は70代半ばの男性と息子の2人。
男性は帯職人で、半世紀以上もその家を自宅兼工房にしていた。
しかし10年前に妻が他界し、遺品を片付けられぬまま、隣にある息子の家で暮らしていた。
現場には機織り機や糸から亡き妻の服やバッグといった遺品まで、膨大な物があった。
それでも久保氏を含む6人のスタッフは、手放して良いもの、残しておきたいものを写真1枚に至るまで確認し、買い取れそうなものは丁寧に査定した。
その結果、朝9時から夜8時まで作業しても丸2日を要し、回収した物は2トントラック8台にのぼったという。
「思い出が詰まった遺品は一人で整理するのは難しいものです。ましてやその愛着のある機織り機まで処分されたのですから、そのお気持ちは察するに余りありました。
それでも、最後は『ありがとう』と言って下さり、その時の晴れやかな笑顔は今も忘れられません」(久保氏)

第444号(2018/07/25発行)19面

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