フローラル マンション室内装飾品をリユース
2018年08月27日
マンション室内装飾品をリユース
物販売上の1割が中古
集合住宅の室内装飾とリユースを掛け合わせ、物販売上の1割を中古として上げているのがフローラル(東京都江東区)だ。インテリア通販事業を展開する同社では居住者募集中の物件に対し自社商材を使った装飾を提供。いわゆるホームステージングと呼ばれる販促手法だ。同社は使用後の商品をネット販売している。
ホームステージングによる販促期間は1部屋あたり1~3ヶ月のため、展示後の家具は未使用に近い。それらを回収し、「新品価格の約半値という安さ」(大巻広美社長)を訴求し、ネットで個人や業者向けに販売している。
▲大巻広美社長
現在は中古売上が物販事業の1割を上げ、「成果を出し始めている」(大巻社長)ことから、今後は中古と新品の比率を逆転させていきたい考え。そのためにも、「古民家」と呼ばれる、建築年数の比較的長い民家を対象とした ホームステージングまで領域を広げ 、数多くのインテリア品を展示し、後の中古販売につなげていく。
「古民家の装飾には、アンティーク家具も必要。その調達においては、リユース会社とも組んでいければ」(同社長)同社は自社ECや楽天などで常時20万点の新品家具、照明、雑貨等を販売。国内と中国、イタリアに計6000社程の仕入先を持っている。
▲自社商材を展示しホームステージングを提供。
装飾テーマは「小鳥のさえずりが聞こえるお部屋」
第446号(2018/08/25発行)3面