ブラウン管テレビが人気 20年比で取引数1.6倍、落札額は2倍に
2025年04月17日
ブラウン管テレビの人気が上昇している。オークファン(東京都品川区)がまとめた取引データによると、2024年のブラウン管テレビの取引数は20年比で1.6倍、平均落札額は同2.1倍に伸びていることが分かった。2024年の取引数は1892件、平均落札額は1万3537円だった。人気の要因は、レトロブームの継続に加え、ブラウン管テレビでレトロゲームをしたい需要が挙げられる。また、リメイクして水槽やミニチュアハウスに利用する事例も見られるという。液晶テレビの取引数と比べると2割程度に過ぎない。ただ、地デジに完全移行しテレビとしての役割を終えたのが2011年のため驚くべき取引数だ。購入者はさまざまな使用価値を見出しているようだ。
第601号(2025/02/10発行)1面