《日本Happy Ending協会》カードゲームで終活支援

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《日本Happy Ending協会》カードゲームで終活支援

2018年08月30日

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カードゲームで終活支援
「モノと気持ちの片付け大切」

世間で終活の動きが広まる中、カードゲームを通しシニア層に意思決定支援と実務的支
援を行うのが日本Happy Ending協会(東京都千代田区)だ。全国400名超のプランナーが、顧客に「Happy Endingを迎えるための課題」(齋藤真衡代表理事)を気づかせニーズ喚起を行う。
6B2.jpg▲齋藤真衡 代表理事


専用のカードは「Happy Endingカード」と呼ばれる。
中には「お気に入りの写真を、遺影として準備してある」「自分の遺品整理は遺族に任せる」など書かれたものが49種類。カードをあるルールによって振り分けていくことで意思決定のワークが進行する。士業、保険、ケアマネージャー、介護事業者、葬儀業者といったプランナーがリードしていく。
既に対処しているものは「YES」、そうでないものは「NO」と振り分けていく。
6-B追加.jpg▲カードの一部

次に、NOに集めたカードをさらに分別。その内容が今の自分にとって課題と感じれば「RISK」、気にしなければ「HAPPY」に振り分け。最終的にRISKに集めた事柄がそれまで潜在的だった自身の課題として知れるという仕組みだ。

そこでプランナーは、参加者が1人で解決できない課題について、相談に即対応したり、各専門家に繋いだりしていく。プランナーは地域ごとに異業種のチームを作って活動。そうすれば、どのカードがRISKに残ってもチームメンバーで課題の解決ができる。

「終活はモノ以外にも"気持ちの片付け"が大切。まずはゲーム感覚で自分の死(人生もゲーム)に向き合い、自分の課題に気づいてもらいたい」(齋藤代表理事)齋藤代表理事は損害保険や生命保険会社で幅広く保険に携わった経験から保険だけでは解決できないリスクへの備えの必要性に着目し、3年前に同協会を創設。
同代表理事もプランナーを務め、アンケート回収ベースで、延べ400人を対象にワークを提供してきた。

6B1.jpeg▲プランナーのリードの下、カードを振り分ける参加者

第446号(2018/08/25発行)6面

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