オシャレボ、ネット専門がリアル強化
2018年12月12日
ネット専門がリアル強化
ルミネに出店、ガレージ販売も
ブランドゥールの屋号でレディースブランド品のネット買取・販売を手掛けるオシャレボ(東京都渋谷区)が
リアル販売に本腰を入れている。高単価のヴィンテージ品を揃えた ポップアップ店や、低単価材のガレージ売りを打ち出し 、ネット販売に不釣合いな商材の滞留解消を図る。
同社は8月、初の実店舗となる「LAISY vinrage」を新宿ルミネ1に開設した。過去に自社商品の古着等を、同ビルに入居する新品アパレル業態とコラボして委託販売を仕掛けた結果、最大月販で200万円の実績を上げていた。そのトライアルを経て、ルミネからの引き合いがあり出店がこのたび実現。「手に取って確認ができず、ネットでは購入しづらい高単価品」(若山知宏社長)を厳選し、約25平米の売場に200点程のブランド品を単価1万~5万円を中心に販売している。
約4割をバッグで構成。売上・来客数ともに月々伸びているという。ガレージセールは秋頃より同社の物流倉庫内で開始し、既存取引先の古着店事業者等へ利用提供している。ここでの単価は1着100円~。オシャレボとしては今後、多くの業者向けにガレージセールの門戸を広げていく考え。「当社ではネット販売が難しい低単価商材でも、他業者様でなら売れる商材がある。例えば1500円で販売できるようなサマンサタバサの古着など、掘り出し物があります」(若山社長)
第453号(2018/12/10発行)3面