リングロー、廃校をIT機器学びの場に
2016年08月10日
山形・舟形町が全面協力
中古PC事業を行うリングロー(東京都豊島区)が7月26日、廃校でIT機器について学べる「おかえり集学校プロジェクト」を始動すると発表した。
山形県舟形町の廃校「長沢小学校」を、ITの普及と地域活性を行う施設として活用する。来年春ごろにオープン予定だ。具体的なコンテンツはこれから決定するが、中古PCを使った高齢者向けのパソコン教室や、PCの資料館、子供向けのPC組み立て教室、健康器具とIT機器を連動させたプログラム提供などを想定している。
134年の歴史を持つ長沢小学校。原型のまま集学校として活用する。地域コミュニティーの核となるよう目指す
開設に向けて地域住民と座談会を行うなどして、需要をヒアリングしている段階だ。
「一過性ではなく、ずっと根付けるようにしたいので、町民の方の理解を得ることを重視しています」(碇敏之社長)
同社は集学校プロジェクトを全国展開する構想だ。既に千葉県の自治体から問い合わせが入っていると言う。
397号(2016/08/10発行)3面