REGATE、高齢層中心に年6万件の着物出張買取「年商30億円強」

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REGATE、高齢層中心に年6万件の着物出張買取「年商30億円強」

2019年11月13日

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着物の出張買取で成長を遂げているのがREGATE(大阪府大阪市)だ。高齢層中心に年6万件の出張買取をこなしている。「福ちゃん」の屋号で大阪・上野・横浜に買取店も5店展開。19年3月期では中古売上で30億円強を上げた。10月には、骨董市の「横浜幸浦会」を自社で発足した。

福ちゃん心斎橋店福ちゃん心斎橋店

同社は2014年設立。出張買取事業で創業し、2年目から実店舗の展開を始めた。現在FC運営も手掛けている。主に着物買取をフックに、ウェブや新聞広告を通して年12万件の依頼を集めている。対応は全国。今期中に、店舗・営業所・倉庫を兼ねた新拠点を名古屋と九州に新設する予定だ。販売では、国内卸や市場売却が6割ほど。ほか、店舗やネットで小売も行う。着物の販売は、3割が海外。越境サイトで販売を手がける企業に外注し、主に欧米やロシアに流している。商材は着物のほか、骨董、ブランド品、貴金属、酒、切手に強い。

近年は高齢層からの骨董買取を伸ばし、自社の骨董市場を立ち上げるに至った。

横浜幸浦会は、横浜国際オークションの会場を借りて運営している。初競りとなった10月は、自社から1600点ほどを出品するなど出来高2000万円ほどを上げた。ほか6社が売り手として参加。買い手には100人が集まり、約半数が中国バイヤーだった。今後2ヵ月に1回のペースで開催していく。次回は12月14日(下見)、15日(競り)。

同社は今期、年商40億円を見込んでいる。

第475号(2019/11/10発行)3面

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