イオシス、TSUTAYAで中古スマホ販売 CCC他業態と連携続々
2020年01月29日
イオシス(大阪府大阪市)が「TSUTAYA(以下、ツタヤ)」2店舗で中古スマホの販売を始めた。今後は同じくCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)に買収された「カメラのキタムラ」でも販売を始める予定。同社はCCCグループの店舗からスマホの買取を強化しており、販路としての役割にも期待している。
昨年夏からツタヤの川崎駅前店と北千住店の2店舗で中古スマホの販売を始めた。両店はすでにスマホの買取も行っている。
中古スマホを販売する「ツタヤ川崎駅前店」
同社は、出店が加速する中古スマホ業界において、CCCグループの店舗数で出店競争に挑むつもりだ。「追い風の中にある中古スマホ市場で、面を取っていきたい」(中本直樹社長)
中本直樹社長
販路拡大の背景には仕入れの増強がある。同社はツタヤとキタムラを合わせて250店以上でスマホの買取を展開している。2017年にはツタヤの買取対応店舗数は70店だったが今では約190店に伸長している。また16年にはweb上でスマホ買取を行う「携帯少年」を展開する「ウルス」を買収したことも仕入れ増加に貢献している。
現在、スマホ査定システム「アイパス」をキタムラ向けに開発して導入を進めており、買取対応店舗を順次増やす予定。また昨年6月には福岡に新店をオープンさせ、「初動の数字は想定以上」(同社長)という。
第480号(2020/1/25発行)4面