昭和レトロにカスタム
若い女性が、『レトロママチャリ』に夢中だ。価格帯は、平均5〜7万円程。「日常使いできるヴィンテージ」として、女性たちの通勤や買い物を共にする相棒になっている。販売しているのは、自転車店のレトロサイクル(東京都墨田区)。
ファッションの一部として、ママチャリを楽しむ女性も
カスタムすることで、ママチャリもスタイリッシュに
レトロママチャリとはデッドストックの軽快車、いわゆるママチャリの部品をカスタムして組み立てた新品自転車のこと。部品は地方や閉店済みの自転車店に使われず眠っていた、30〜40年前のものを仕入れている。多くが一度も使われず、廃棄されていたと言う。
「この時代のママチャリは、純国産で質が非常に良い。手を加えることで、現行のロードバイク並みに快適に走れます」(高田店主)
女性に人気の秘密は、他にもある。デザイン性の高さだ。現代にはないレトロな色使いや、細部までこだわられたデザインが女性心をくすぐっている。
394号(2016/06/25発行)19面