ゲンキの平和堂、千葉に現れた「子供の聖地」

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ゲンキの平和堂、千葉に現れた「子供の聖地」

2016年07月01日

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250坪中古おもちゃ専門店

総合リユース店「リサイクルみっけ」など4店を運営するゲンキの平和堂(千葉県柏市) が「中古おもちゃ専門店」を軌道に乗せた。250坪の店内をフィギュアや玩具、キッズ・ベビー用品で満たし、近隣では「子供の聖地」と呼ばれている。

250坪の中古おもちゃ専門店250坪の中古おもちゃ専門店。
駐車場を挟んで同社運営の総合リユース店もあり双方の店から送客しあっている

ゲンキの平和堂が、総合リユース店の隣りにおもちゃ専門店をオープンしたのは約3年前。250坪の店内を見渡すと、ぬいぐるみやレゴブロック、シルバニアファミリーなどの子供向け玩具から、高額なフィギュア、子供服やベビーカー等キッズ用品まで。あらゆるおもちゃと、子供関連用品が所狭しと並んでいる。このほぼ100%近くが買取りで集めた「中古品」で、在庫金額にして3000万円弱に及ぶと言う。

ベビーカーなど子供、ベビー用品も潤沢に揃えるベビーカーなど子供、ベビー用品も潤沢に揃える
様々なキャラクターのぬいぐるみもお手頃価格で提供様々なキャラクターのぬいぐるみもお手頃価格で提供

放課後ともなると子供たちが詰めかけ、休日にはわが子にせがまれ保護者たちも押し寄せる。月間の売上高は1100万円で、1年以内には目標の1500万〜2000万円に到達しそうだ。

5つの買取サイトが突破口に

既存店で売れ行きのよかったフィギュアに、トレカやキッズ・ベビー用品も絡めた店を出せば、100%成功する同社の村室長はそう確信していたと話す。子供向け商品は需要が高いのに、他にこういうモデルの店が見当たらなかったからだ。そして、店舗の立地はマックスバリュや家電量販店など商業施設の集積地。エリア的に家族連れの集客が強い。

しかし、順調な道のりだったわけではない。実はオープン1年半の時、黒字化できない同店は「進むか、引くか」の選択を迫られた。

社長の「どうする?」の問いかけに従業員が出した答えは「続ける」。そして、ブレイクスルーのため5つの買取サイトを立ち上げた。村室長はこれが分岐点だったと振り返る。

「おもちゃ、ブライス、ドルフィー、ホットトイズ、ブルマァクそれぞれの買取り専門サイトを段階的にオープンしていった結果、毎月の買取が500〜1000点追加されました。質量ともに密度を濃くすることができました」

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394号(2016/06/25発行)20面

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