ミシン生活 「お母さんのミシンをもう一度...」
2016年09月29日
全国から修理依頼月100件
新品中古ミシンのミシン生活(埼玉県さいたま市)には、月に100台ほどの修理依頼が全国から舞い込む。ほとんどが20〜30年以上昔の製品。「昭和時代、ミシンは一家に一台あり、嫁入り道具のひとつだった。近年その祖母や母の遺品を修理して使おうとする女性が目立ちます」(大塚正美代表)。
修理は職人が手作業で行う
修理価格は平均1万円ほどで決して安くないが、思い入れのあるミシンを蘇らせたいという需要がある。特に春先になると、若いママたちからの依頼が絶えない。「最近の幼稚園や小学校では、体操服入れなどの持ち物を手作りしてくるように指導するところが多い。これをきっかけに、実家に眠っていたミシンを出してくるようですね」(同代表)。
400号(2016/09/25発行)6面