晴れる屋、スターがいる中古トレカ店
2016年06月15日
マジック必勝法をアドバイス
異色の中古トレカ店がある。マジック:ザ・ギャザリング(以下マジック)専門の晴れる屋(東京都新宿区)だ。同社を2009年に立ち上げたのは、自身もプロとして活躍する齋藤友晴代表。加えて社内スタッフは世界大会賞金獲得者が名を連ね、プロチーム「Hareruya Pros」のスポンサーも務める。「スターがいるトレカ店」として国内・海外のマジック愛好家たちに人気だ。
高田馬場店には300席のプレイスペースが備わっている
高田馬場店の買取りコーナー。
査定はバックヤードではなく、お客の目の前で行う。
「お客様の大切なカードなので、常に本人の目から離れないようにしている」
同社が扱うマジックとは、世界で初めて誕生したトレカゲーム。現在世界70ヵ国、2000万人以上のユーザーがおり、大人も楽しめるゲームとして人気を集めている。
晴れる屋はマジック専門トレカ店として、ネット通販を軸に高田馬場と成田で実店舗を運営する。
客層は20〜50代の男性。プレイスペース300席を完備する高田馬場店には、平日でも学校や仕事帰りの愛好家たちが集う。
10万点以上の商品の内、9割以上が中古品だ。平均単価は3000円ほど。なかにはここでしか手に入らない、数百万円するレア物も販売する。「専任の海外バイヤーがアメリカやヨーロッパなど世界各国から買い付けています。海外と日本は相場が違うので、国内需要が低いものは海外へ販売するなどもしています」(広報・伊藤氏)
執行役員の志村一郎氏(左)と、広報の伊藤航氏
プロ執筆の戦術記事で魅了
売り上げの9割が自社サイト経由だ。1日20万PVを誇るこのサイトには、買物以外にも愛好家たちを魅了するコンテンツが備わっている。
393号(2016/06/10発行) 20面