ゴルフ用品メーカーのキャロウェイゴルフ(東京都港区)が認定中古品の売上を伸ばしている。2020年の販売開始後、前年比20~30%増が続き拡大。価格の安さだけではなく、グリップの交換など品質を高めたリユース品を揃え、ユーザーに選ばれている。
売上前年比20~30%増
定価の半額~6割で
初心者へ訴求
新品を扱う自社EC内に、認定中古品のページを開設した
キャロウェイゴルフは、1982年にアメリカで誕生したメーカーだ。日本では主にスポーツ用品店への卸を行い、直営では実店舗とオンラインで販売している。
認定中古品の販売はアメリカ本社で始まり、2020年に日本とヨーロッパの現地法人にも広げた。特に日本では既に中古ゴルフクラブ市場が形成されており、メーカーとしても参入の余地があると捉えたという。
同メーカーは、「テーラーメイド」、「ピン」と合わせ「外資系御三家」と称するマニアもいるなど、高級ブランドの位置づけになる。認定中古品の価格は定価の半額~6割を目安とし、手が届きにくいと感じる初心者へのアプローチを図っている。他にも狙いがあると、事業担当者の養田博史シニアプリオウンドサービスオペレーターは話す。
第597号(2024/12/10発行)15面