日本繊維屑輸出組合、アップサイクルテーマに勉強会
2015年02月27日
「古着回収量減。危機感持って」
日本繊維屑輸出組合(兵庫県神戸市)の部会、繊維リサイクルアカデミー(以下、TRA)が第一回の勉強会を開催した。テーマは「アップサイクル(リサイクルで価値を上げる)」で、アップサイクルブランド「MODECO」を展開するサリーレーベルの水野浩行社長や、京都工芸繊維大学大学院の木村照夫教授などが登壇した。
「外の世界を勉強すべき」として、同組合理事でキングファミリーを運営するクロカワの崎山竜吾氏が主幹となって立ち上げたもの。同組合には、古着を回収しウエスや反毛材への加工、古着輸出、古着小売りなどを行っている42社が加盟している。「我々は古着に携わる事業者として最も古い業界。しかし、ここ5〜6年で古紙問屋や産廃業者、古着店などが古着回収に参入しており我々としての回収量が下がっている。外の事例を学び、様々な可能性を探る機会をつくる必要があると考えました」(山崎氏)
362号(2015/02/25発行)5面