繁盛店の店づくり【vol.306】leap-ebisu、京都のキッズ古着店が東京進出

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leap-ebisu(京都府京都市)

繁盛店の店づくり【vol.306】leap-ebisu、京都のキッズ古着店が東京進出

「繁盛店の店づくり」

2025年03月16日

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繁盛店の店づくり Vol.306

京都でキッズ古着店を運営していたLiberty(京都府京都市)が2024年3月、東京・恵比寿に出店した「leap-ebisu」。早い段階からインスタグラムを活用し、ファンを増やしていった同店の取り組みを紹介する。

「子どもが主役になる服」

leap-ebisu 店内の壁は、カラフルな古着が映えるように白。商品は8割がユニセックス、2割が女の子向け店内の壁は、カラフルな古着が映えるように白。商品は8割がユニセックス、2割が女の子向け

購入の際には、試着を勧める

購入の際には、赤ちゃんでも試着をしてもらうようにしている同店。難しい場合は、普段着ている服を持ってきてもらい、サイズが合うかどうか確認している。
浅本夫妻には自閉症の子どもがいて、肌触りやサイズ感などにこだわりがある。「お母さんが可愛いと思って購入しても、お子さんが着て、着心地が悪いと着なくなってしまう。せっかく買っていただいたのに悲しいです」と志穂さん。
浅本夫妻が子どもにカラフルな古着を着せるようになったのも、人混みの中でも目立つようにするため。迷子になりやすく、他の子どもたちとデザインが被らない古着は重宝したという。

leap-ebisu (写真左)試着ができるスペース(写真右)使わない時は、布を結んでいる(写真左)試着ができるスペース
(写真右)使わない時は、布を結んでいる

10代の頃から古着好きだったLibertyディレクターの浅本龍一さん。集めていたキッズ古着を自分の子ども達に着せてみたところ、街中で「可愛い」「どこで買えるの?」と、よく声を掛けられていた。

そこで、試験的にキッズ古着をヤフオクで販売したところ、月に数十万円もの売上げを記録。2013年4月には浅本さんの妻・志穂さんを代表として会社を立ち上げ、京都市内の町屋に「leap-kyoto」をオープンした。当時会社員だった浅本さんは有給休暇を使いながらアメリカに買付けに行き、商品を集めた。

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Shop Data

オープン 2024年3月29日
取扱い商品 キッズ古着(対象年齢は0~10歳まで)
スタッフ数 1名(常駐)
備考 ●店舗の広さ/約8坪
●店頭在庫/約500~600点
●主な客層/20~30代前半(男:女=1:9)
●客単価/約1万8000円
●年商/約4000万円(店舗:ネット:POPUP=1:1:1)

第603号(2025/03/10発行)10面

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