買取専門店FC「おたからや」の加盟企業で直営を除いて最も多くの店舗展開を行っているのがアンビション(石川県金沢市)だ。コロナ禍の2020年4月に設立し、ドミナント戦略により、今年1月末時点で北陸エリアを中心に30店を展開。今期は九州や四国などにも進出しエリアの拡大を図っている。5月までに52店舗に広げ、売上高は前期比2.6倍の50億円を見込む。出店戦略について塚本拓夢社長に聞いた。
「おたからや」店舗数トップ加盟店
ドミナント戦略で52店舗展開へ
売上高は2.6倍の50億円見込む
塚本 拓夢社長
26歳コロナ禍に起業
怒涛の出店ラッシュ
──塚本社長は26歳の頃に起業され、買取専門店FC「おたからや」に加盟されたそうですね。
塚本 社会人になったのが11年前の20歳の時で、大学を中退しました。営業マンを3年やって家業でも3年働きましたが、何かしらゼロからイチをやりたいと以前から考えていました。お金もなかったので、融資の範囲内で営業を生かせるものを探しまくる中、買取業に出会いました。「おたからや」に加盟し、2020年4月にアンビションを設立しました。
──当時はコロナ真っ只中でしたが、不安はなかったですか?
第603号(2025/03/10発行)9面