「成熟するお酒の世界」第12回、国内の二次流通相場は下落傾向

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「成熟するお酒の世界」第12回、国内の二次流通相場は下落傾向

2024年12月27日

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国産酒の海外流通の基盤となる香港で、アルコール度数が30%を超える酒類について、1本当たりの輸入価格が200香港ドル(約4000円)を超える部分の関税を100%から10%まで引き下げることを決定しました。

安価ウイスキーの偽物に注意

100%→10%に引き下げ
度数30%以上が対象

蔵王 安価ウイスキーの偽物に注意

一般的に関税がない香港ですが、一部の商品に関しては、俗に言う「物品税」がかかり、今回軽減される関税は、この物品税にあたる部分と理解すれば問題ないと考えています。2008年にアルコール度数が30%を超えない酒類であるワインの関税が撤廃されてから16年ぶりの改定となりました。

今回の改定は、結論から言うと二次流通品に関しての恩恵は少なく、あくまでメーカーや製造に直結した輸出企業が恩恵を受ける形となります。

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第598号(2024/12/25発行)12面

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