ストックラボ(東京都新宿区)は5年で売上を約3倍超伸ばし、2024年度が17億円と成長を遂げている。躍進を支えているのが、商材構成比の7割を占めるお酒の取り扱い強化だ。固定費を抑え店頭買取でお酒の取扱量を増やせるよう、ウェブ集客や提携店の拡大に注力してきた。尾太駿CEOに戦略を聞いた。
売上17億円、5年で3倍超に成長
組織改革で売上7割を酒に
ウェブ集客・提携店が後押し
ストックラボ
尾太 駿CEO
外部コンサルを機に入社
価格競争勝つ商材を模索
──まずは尾太CEOが、ストックラボで現在のポジションに就くまでの経歴を聞きたいです。
尾太 僕はストックラボの創業メンバーではなく、2019年の5月に入社しました。キャリアとしてはまず、大学卒業後に新卒採用でソフトバンクに入社し、1年ほど法人営業を担当しました。その後3年半ぐらいアドパートナーズでインターネット広告の運用、2年弱デロイト トーマツコンサルティングでコンサルを経験しました。
2018年の8月頃から独立してフリーでコンサルを始め、ストックラボは支援先として携わり始めました。ストックラボの代表者が変わったタイミングで、株を買い取る形で、事業企画として入りました。そこから組織改革を進めていき、今も基本的には僕が全部決めています。
第602号(2025/02/25発行)9面